数量管理環境の構築手順
このページでは、Convi.BASE 導入時にお客さまご自身が、Convi.BASE による数量管理のための環境を構築する手順を説明します。
Convi.BASE の数量管理
Convi.BASE の数量管理では、次のテーブルで入庫や出庫を管理します。
- 物品テーブル
入庫または出庫した後の在庫を「在庫数」項目で管理します。 - 入出庫履歴テーブル
入出庫の履歴を管理します。たとえば、対象の物品の管理番号、入出庫区分、入出庫数量などです。
そのため、これらの項目やテーブルを利用することを、数量管理の環境として Convi.BASE に構築する必要があります。
この構築作業は、次の手順で実施します。
STEP1:数量管理に必要な選択肢を作成する
1. 選択肢を作成する
「入出庫区分」という選択肢を追加します。
選択肢を追加する手順は、次のページを参照してください。
選択肢を追加する
2. 選択肢の値を追加する
作成した「入出庫区分」に選択肢の値を追加します。
- 入庫
- 出庫
また、「入力による追加」は「許可しない」を選択します。
不要な選択肢の値を、利用者に追加されることを防ぐためです。
選択肢に値を追加する手順は、次のページを参照してください。
選択肢リストの値を設定する
STEP2:物品テーブルに項目を追加する
物品テーブルに次の 2 つの項目を追加します。
- 在庫数
数量型の項目です。 - (省略可)単位
テキスト型の項目です。
モバイルアプリやパソコンから入出庫や数量管理の棚卸しを実施すると、設定した単位が表示されます。
単位を表示しない場合には、この項目は追加不要です。
管理項目を追加する手順の詳細は、次のページを参照してください。
管理項目を追加する
STEP3:入出庫記録テーブルを構築する
空のテーブルを、入出庫記録テーブルとして構築します。
1. テーブル名を変更する
入出庫の情報が記録されたテーブルだとわかるよう、空のテーブルの名称を変更します。
テーブルの名称を変更する
2. 数量管理に必要な管理項目を追加する
入出庫記録テーブルに次の管理項目を追加します。
- 管理番号
テキスト型の項目です。
主キー制約の設定は不要です。 - (省略可能)枝番
テキスト型の項目です。
物品テーブルに枝番がある場合は、この項目を追加してください。 - (省略可)物品名
テキスト型の項目です。
入出庫記録テーブルに物品名を記録したい場合には、この項目を追加してください。
項目設定の「計算値」で、LOOKUP 関数で管理項目から物品名を参照する関数を設定してください。物品テーブルから自動で物品名が設定されます。 - 入出庫区分
選択肢型の項目です。 STEP1 で作成した選択肢の「入出庫区分」を関連付けます。 - 入出庫数量
数値型の項目です。 - (省略可)読取り日時
タイムスタンプ型の項目です。
入出庫した日時を記録したい場合には、この項目を追加してください。 - (省略可)任意の項目
そのほか、入出庫した際に記録したい内容がある場合は、項目を追加してください。
項目を追加すると、入出庫する画面で、追加した項目の内容も入力できるようになります。
管理項目の設定手順の詳細は、次のページを参照してください。
STEP4:作成した選択肢や項目を環境設定に関連づける
これまでの STEP で作成した選択肢や管理項目を数量管理の環境設定に関連づけします。
[環境設定]をクリックします。
「アプリケーション設定」セクションで、[数量管理]をクリックします。
「物品テーブル」の設定で、STEP2 で追加した物品テーブルの情報を設定します。
- 数量項目:在庫数
- 単位項目:単位(この管理項目を追加していない場合は、空欄のままにしてください。)
「入出庫記録テーブル」の設定で、STEP3 で構築した入出庫記録テーブルの情報を設定します。
- 入出庫記録テーブル:入出庫記録テーブル
- 物品管理番号項目:管理番号
- 物品枝番項目:枝番(この管理項目を追加していない場合は、空欄のままにしてください。)
- 入出庫区分項目:入出庫区分
- 入出庫数量項目:入出庫数量
- 読取り日時項目:読取り日時(この管理項目を追加していない場合は、空欄のままにしてください。)
[保存する]をクリックします。