データメンテナンスに関するトラブルシューティング
データを新規追加、編集、削除をしているときや、インポートをしているときなど、データメンテナンスに関するトラブルの対処方法を説明します。
エラーが表示されて保存やインポートができません
次のような操作をしている場合に、エラーが表示された際の対処方法を説明します。
- データを新規追加し、「作成する」をクリックした
- データを編集し「更新する」をクリックした
- インポート定義を使ってファイルをアップロードし、「インポート」をクリックした
主キー制約に違反しています
エラーメッセージの例
主キー制約に違反しています。主キー制約が設定された項目の値は重複できません。(管理番号:00000002)
原因
主キー制約が設定されている管理項目の値が、他のデータの値と重複しています。
例えば、主キー制約を設定した「管理項目」が「000001」のデータが存在している場合に、管理項目が「000001」のデータを作成しようとすると、データの作成に失敗します。
対処方法
データを確認し、主キー制約が設定されている項目には、他のデータと重複しない値を入力してください。
ごみ箱に入っているデータの値とも、値は重複できません。
ごみ箱に入っているデータを完全に削除するか、重複しないデータの値を入力してください。
ごみ箱のデータを完全に削除する
主キー制約が設定されている管理項目は、エラーメッセージの()内に表示された管理項目です。
上記の例の場合、「管理番号」に主キー制約が設定されています。
桁数制約に違反しています
エラーメッセージの例
桁数制約に違反しています。値は指定された桁数にする必要があります。(管理番号:1000000001)
原因
データの値が、管理項目に設定されている桁数制約と一致しません。
例えば、「管理番号」に桁数制約が 5 と設定されている場合に、「000001」(6 桁)のデータが含まれたファイルをインポートしようとすると、インポートに失敗します。
対処方法
データを確認し、桁数制約が設定されている管理項目には、制約に違反しない値を入力してください。
桁数制約が設定されている管理項目は、エラーメッセージの()内に表示された管理項目です。
上記の例の場合、「管理番号」に桁数の制限が設定されています。
最大長制約に違反しています
エラーメッセージの例
最大値制約に違反しています。値は指定された最大値以下にする必要があります。(管理番号:1000000001)
原因
データの値が、管理項目に設定されている最大長制約と一致しません。
例えば、「シリアル No.」に最大長制約が 8 と設定されている場合に、「RBS654855」(9 桁)のデータが含まれたファイルをインポートしようとすると、インポートが失敗します。
対処方法
データを確認し、最大長制約が設定されている管理項目には、制約に違反しない値を入力してください。
最大長制約が設定されている管理項目は、エラーメッセージの()内に表示された管理項目です。
上記の例の場合、「管理番号」に最大長の制限が設定されています。
CBERR-30038 指定されたデータ(値
)の書式が、型(管理項目の型
)に対して不正です。
CBERR-30038 指定されたデータ(テキスト)の書式が、型(金額型)に対して不正です。データを確認してください。
原因
管理項目の型に対し、正しくない値が指定されています。
例えば、日付型に日付の書式ではない値を指定している、数値型や金額型の管理項目に数字以外の値を指定している、などです。
対処方法
データを確認し、管理項目にあった値を指定してください。
それぞれの管理項目の型に対して入力できる値の種類は、次のページを参照してください。
管理項目の型と正しくない値は、エラーメッセージの()内で確認できます。
上記の例の場合は、数字が指定されるべき金額型の管理項目に対して、「テキスト」という文字が指定されているため、エラーとなっています。
CBERR-30050 現在のビューで閲覧できないデータを作成しようとしたため、中止しました。
エラーメッセージの例
CBERR-30050 現在のビューで閲覧できないデータを作成しようとしたため、中止しました。
原因
ビューの「データ表示条件」に設定した条件に一致しないデータを作成しようとしています。
例えば、「資産種別」が「リース資産」だけのデータに絞り込んだビューで、「資産種別」が「固定資産」のデータを作ろうとすると、このエラーが発生しデータを作成できません。
対処方法
作成しようとするデータを閲覧できるビューで、データを作成してください。
ビューの「データの表示条件」は、ビュー管理で確認できます。詳細は、ビュー管理を参照してください。
CBERR-30009 管理番号の長さが不正です。
エラーメッセージの例
CBERR-30009 管理番号の長さが不正です。データを確認してください。
原因
管理番号型の項目で、値が入力されていません。
対処方法
次のいずれかを行なってください。
- 自分で管理番号の値を決める場合:項目に値を入力してください。
- 自動で通し番号を発番したい場合:テーブルの管理項目の設定を管理者に依頼してください。
管理者向け
管理番号を自動発番するには、テーブルの管理項目設定で、管理番号型の項目に次のいずれかの入力制限を設定します。
項目に制約を設定する
- 桁数
たとえば「5」を設定すると、管理番号は「00001」「00002」のように発番されます。
自分で入力する場合には、5 桁の管理番号だけ入力できます。 - 最大長
たとえば「5」を設定すると、管理番号は「00001」「00002」のように発番されます。
自分で入力する場合には、1 桁から 5 桁までの管理番号を入力できます。
さらに管理番号発番ルールを設定すると、管理番号の先頭に、特定のルールを含んだ文字列をつけることができます。
管理番号発番ルール