インポートに関するトラブルシューティング
インポート定義を使ってファイルをアップロードし、「インポート」をクリックしたときに、エラーが表示された際の対処方法を説明します。
インポートを実行したときのデータに関するエラーは、次のページも参照してください。
データメンテナンスに関するトラブルシューティング
CBERR-40005 インポート権限がありません
エラーメッセージの例
CBERR-40005 インポート権限がありません(id = 102)
原因
インポート先のビューに対する次のいずれかの権限が付与されていません。
- 参照
- 作成
- 更新
- 削除
対処方法
次のいずれかを行なってください。
- インポート先のビューに対し、すべての権限を持つ他のメンバーにインポートを依頼する
- システムの管理者に、インポート先のビューに対してすべての権限の付与を依頼する
インポート先の項目に主キー項目が含まれていません。項目のマッピング設定を確認してください。
エラーメッセージの例
インポート先の項目に主キー項目が含まれていません。項目のマッピング設定を確認してください。
原因
インポートするファイルに、主キー制約を設定している管理項目に対応する列のデータが含まれていません。
対処方法
主キー制約を設定している管理項目を特定し、インポートするファイルに、主キー制約を設定した管理項目に対応する列のデータを含めてください。
ユニーク制約に違反しています(管理項目名
:値
)
エラーメッセージの例
ユニーク制約に違反しています。ユニーク制約が設定された項目では値は重複できません。(部門名:技術管理部)
原因
インポートするファイルの中に、ユニーク制約が設定されている項目に対して、同じ値が複数回入力されています。
ユニーク制約とは、複数のデータで重複する値を入力できないようにする制約です。
対処方法
データを確認し、ユニーク制約が設定されている項目では、それぞれ重複しない値を設定してください。
原因となっている管理項目と値は、それぞれエラーメッセージの()内で確認できます。
上記の例の場合、「部門名」にユニーク制約が設定されていて、「技術管理部」という値が重複しています。
必須制約に違反しています(管理項目名
:値
)
エラーメッセージの例
必須制約に違反しています。値を入力する必要があります。(資産名:)
原因
インポートするファイルの中に、必須に設定されている管理項目の値がありません。
対処方法
データを確認し、項目設定の制約で「必須」が設定されている項目に値を指定してください。
必須制約が設定されている管理項目は、エラーメッセージの()内で確認できます。
上記の例の場合、「資産名」に必須制約が設定されています。
入力フォーマット制約に違反しています(管理項目名
:値
)
エラーメッセージの例
入力フォーマット制約に違反しています。値は指定されたフォーマットに従う必要があります。(郵便番号:100)
原因
インポートするファイルの中に、テーブルの管理項目に設定された入力フォーマットと一致しないデータがあります。
項目に制約を設定する
対処方法
データを確認し、入力フォーマットと一致する値を指定してください。
入力フォーマットがわからない場合は、システムの管理者に問い合わせてください。
入力フォーマットが設定された管理項目名と、入力フォーマットに一致しない値は、エラーメッセージの()内で確認できます。
上記の例の場合は、管理項目「郵便番号」の「100」という値が、設定された入力フォーマットに一致していません。
CBERR-30009 管理番号の長さが不正です。
エラーメッセージの例
CBERR-30009 管理番号の長さが不正です。データを確認してください。
原因
管理番号型の値が、入力できる桁数と異なります。
対処方法
項目に設定されている桁数または最大長を確認し、インポートファイルのデータを修正してください。
項目に制約を設定する
- 桁数
たとえば「5」を設定すると、5 桁の管理番号だけ入力できます。 - 最大長
たとえば「5」を設定すると、1 桁から 5 桁までの管理番号を入力できます。
CBERR-30038 指定されたデータ(値
)の書式が、型(型名
)に対して不正です。
エラーメッセージの例
CBERR-30038 指定されたデータ(技術管理部)の書式が、型(数値型)に対して不正です。データを確認してください。
原因
テーブルの管理項目に設定された型と一致しない値を入力しています。
たとえば数値型の項目に対し、「固定資産」のような文字列を入力している場合です。
対処方法
インポートするファイルのデータを確認し、管理項目に設定された型にあった値を入力してください。
管理項目の型と入力できる値については、利用できる管理項目の一覧を参照してください。
原因となっているデータの値と、管理項目に設定された型は、それぞれエラーメッセージの()内で確認できます。
上記の例の場合、数値型の項目に対して「技術管理部」という値を入力しています。
CBERR-30071 指定された値 (値
) に改行が含まれています
エラーメッセージの例
CBERR-30071 指定されたデータ(故障 経年劣化)に改行が含まれています。型(テキスト) には改行を含めることはできません。入力を確認してください。
原因
改行を入れることができない型の管理項目に対し、改行を含む文字列を入力しています。
対処方法
インポートするファイルのデータを確認し、テキスト型の管理項目の値の改行を取り除いてください。
原因となっているデータの値と、管理項目に設定された型は、それぞれエラーメッセージの()内で確認できます。
上記の例の場合、テキスト型に対して「故障 経年劣化」という値を入力しています。
CBERR-30070 処理に必要なメモリを確保できませんでした
エラーメッセージの例
CBERR-30070 処理に必要なメモリを確保できませんでした。ファイルを分割してもう一度アップロードしてください。
原因
インポートするファイルのファイルサイズが大きい場合に発生します。
対処方法
インポートするファイルを複数のファイルに分割してから、アップロードし直してください。
インポートしたファイルのデータが文字化けします
対処方法
ファイルの文字コードを「UTF-8(BOM なし)」で保存して、アップロードし直してください。
原因
Convi.BASE のインポートでは、自動で文字コードを判別しています。
ファイルの内容によっては、まれに正しく文字コードを判別できず、文字化けが発生することがあります。
対処方法
ファイルの文字コードを「UTF-8(BOM なし)」で保存して、アップロードし直してください。